ローリスクで投資を始めるために押さえておきたい4つのポイント

I先生
リスクをできる限り抑えて、将来のために投資を始めたいと思っているのですが、どのような方法がありますか?
I先生プロフィール
43歳
内科勤務医
投資経験なし
一括500万円、積み立て月10万円程度から投資を始めたい

吉田
極力低リスクで投資を始めたいという方には、まず以下の4つに該当するものから始められることをお勧めしています。

公的な制度や仕組みを利用する

多くの医師が取り組まれている「確定拠出年金」を例にご説明すると、確定拠出年金は、掛け金全額が所得控除になり節税できるため、その節税効果が、運用が上手く行かなかった場合のリスクを相殺する役割を果たしてくれます。そのため、その投資対象である投資信託など価格が変動するリスクのある金融商品に投資しても、節税効果を加味して考えると、トータル的に損する可能性が極めて低くなります。
このように、公的な制度には多少のリスクはあるものの、それをカバーしてくれるだけのメリットを有するものも多くありますので、まずは、公的な制度で活用しきれていないものがないか確認してみましょう。

できる限り手間をかけなくても良いものを選ぶ

一般的に非常に忙しい方が多い医師・歯科医師の皆様には、例えば売買差益狙いの個別株や為替取引など、頻繁に値動きを確認する必要のある投資はお勧めしていません。企業の分析をしっかり行ったうえで長期的に保有するのであれば別ですが、頻繁に売買することを想定すると、かけられる時間や手間がネックになり、機関投資家やファンドマネージャーなどその道のプロと同じ土俵で戦う上で、非常に不利になってしまうと考えられるからです。
運用や管理の手間がほとんど要らない商品も多くありますので、まずはそのような商品群の中から始めてみられることをお勧めします。

長期投資を前提に行う

例えば月々10万円積み立てを行って、最終的に5000万円の資産を確保したいと考えられたと仮定します。もし、25年後のリタイア時期をターゲットとするのであれば、それに必要な利回りは年3.8%とローリスク~ミドルリスク程度の投資で目指せますが、10年後を目標にするとその倍の20万円を毎月積み立てたとしても、年利13.2%とかなりハイリスクな手法を用いることなくそこに到達することはできない計算になります。
このように、短期的な利益を狙おうと考えると、どうしてもリスクが高く、ご自身の関与度も高くなる場合が多くなってしまいます。余裕資金の範囲内で、できる限り長期的な目線をもって投資を始められることをお勧めします。

古くからある投資法を選ぶ

AIや仮想通貨など、近年話題になっている投資対象もありますが、そのような流行の投資は比較的リスクが高くなる傾向にあります。例えば、AIに特化した銘柄を集めた投資信託など、テーマ型の投資信託と呼ばれる商品もありますが、このようなものは、現在は上がっているものの、直近にピークを打つ可能性も高く、長期的な投資には向きにくいと言われています。
投資対象を選ぶ際は、流行のものではなく、古くからある手法を選ばれることをお勧めします。

まとめ

近年、老後資金が2000万円不足していると言われたり、政府が貯蓄から投資へという方針を打ち出していたりすることもあり、何か投資を始めた方が良いのではないかと感じられている方も多いようです。これから投資を始めてみようとお考えの方は、今回お伝えした4つのポイントに該当する比較的リスクを低く抑えられる方法から着手されてみてはいかがでしょうか。

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